|
１９８１年 ６月 ４日
続けることの大切さを、あらためて深く認識している。運動オンチの俺が、１年半のランニングで３０ｋｍを軽く完走でき、５ｋｍを１７分台で走れるようになった。 ギターを手にして１１年。いまだに続けていて、最近やっと歌を歌として歌えるようになった。というよりも、歌の心が分かりかけてきたように思う。 何でも、始めたばかりのときには自信がない。周りは冷やかす。でも、それも最初だけ、やがて関心を持たなくなる。そして１年間続ければ、周りが注目するようになってくる。本人も１年間続けていれば自信を持つようになる。 自信とは、努力して初めて得られるものだと思う。「マラソンには根性が必要だ」と言われることがある。でも根性は苦しい毎日毎日の練習を続けてやってこそ身につくものだと思う。「練習だから」と途中でやめたり、ゴール前で気を抜いたりしていると本番で勝てないと思う。 周りを見ていて「もう少し続けてみたら？」と言いたくなることがある。いろいろなことを始めるが、続けていくという点で弱い人がいる。何でも続けた人の方が最後は勝ちだと思う。 音痴でギターをマスターした友人がいる。好きになることが大事なのだと思う。好きでもないのに流行っているから、という理由で始めても続かないことが多い。楽器をマスターするのは簡単にできるものではないと思う。スポーツで一流になるのは簡単ではないと思う。 でも、好きだから、挑戦したくなる。 簡単ではないから、挑戦したくなる。 自分を鍛えるのは苦しい。でも、その苦しみの向こうに夢がある。目標がある。人を動かすのではない。自分の体に自分の頭脳で命令すれば良いのだ。やる気があれば夢は実現できると思う。 |