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（大会は）２００２年４月２８〜３０日
４月１９日（金）晴れ 今日もダイエットタイプの発泡酒500ml×２本。 夕方の体重は73.8kgとgood! まだおなか（特にわきばら）の脂肪は目立つのだが、いきなり4kgの減量はうれしい。 ４月２０日（土）曇り 休日出勤で残業。 走りは楽になってきたように思う。 おなかの脂肪もかなりとれた。 このままサロマ、そして富士登山競走までダイエットができたら良いのだが。 ４月２１日（日）雨 午前中に走ろうと思って早起きをしたのだが早い時間に雨が降り始めて小曽木コース（飛行場コース）を走ったのみ。 それでも体重は74.0kgになっていた。 午後、あわてて青梅若草RRCの総会へ。 ４月２２日（月）曇り 夜、さくら道のコースを辿った。 上梨トンネルを今年は通るようだ。 去年あのLeeさんとイタドリをかじったところを今年は通らない。 ちょっとさびしい。 その分で500mほど短くなっているみたい。 ４月２３日（火）晴れ 会社で気になっていたことが一段落。 あと半年は大丈夫だと思う。 昼休みの5.7km、ずいぶん汗が出た。 ４月２４日（水）晴れ だんだんあせってきた。 さくら道の準備はなにもしていない。 でも昨日は携帯の予備バッテリーの充電をして、今日は爪を切った。 これからパソコンの充電をしなくては。 ４月２５日（木）曇り、のち雨 仕事はなんとかできる目処を立てて帰ってきた。 これで連休は休める。 ４月２６日（金）曇り 早く帰ってきて歯医者へ。 歯のチェックをしてもらって一安心。 ビールを500ml飲んで今いい気分。 夕方、体重を計ったら73.6kg。 ちょっと大会前にしては減りすぎのようにも思うが、気にしないで食べられるということで喜ばなくては。 これから荷造りだ。 ４月２７日（土）晴れ 朝、ちゃんと早起きをして９時台の青梅特快東京行きに乗ったのだが、とんでもない忘れ物をしていた。 荷物のチェック、と思ってバッグをあけてみたら、ランパンもＴシャツもシューズもあるのだが、タイツがない。 シューズのことばかり気にしていて、タイツを忘れてきていた。 致命的な忘れ物。 あわてて家に電話をして長女にさがしてもらい駅に向かって歩いてきてもらった。 俺は駅から家に向かって歩いていき、途中でタイツを受け取って、また駅に向かった。 今までで一番ひどい忘れ物だった。 時計を忘れたこともあるが時計がなくても走れる。 タイツがないと夜を越せなくなる。 いやはや気付いて良かった。 でも、なんとか名古屋には１時半頃到着。 ひろこさんに会って食事をした。 ひろこさんは、とてもすてきな女性だった。 初対面なのに、読み書きを通じた交流のおかげで、300年くらい前からの友人に思えた。なにしろ、いきなり世間話になってしまう。 ４月２８日（日）〜３０日（火）晴れ（途中で雨に降られたところもあったらしい） 走力の低下が目に見えていた。 去年（2001年）の夏、サロマ湖100kmウルトラマラソンでは20kmを過ぎたあたりから暑さに負けて、ふらふら走りになってしまった。 休憩を多く入れ、給水所に着く度に帽子の中へ氷を入れて、なんとか走り続けたが、サロマで初めて関門規制時間を意識するという走りになった。 必死で残り時間と距離を計算しての走り。 厳しい完走だった。 そして、これまで完走を続けてきていた富士登山競走では初めての未完登（時間内完登不可能と判断。八合目で撤退）を経験した。 さくら道に挑むにあたって多くの不安要素を抱えていた。 さくら道270kmウルトラマラソン、２８日の尾張から美濃は湿度の高さを感じる晴れ、２９日の越中から加賀は快晴のカンカン照り。 このカンカン照りの下では、ゆっくりゆっくり進み、日陰やトンネルの中ではハイペースにする走りにして暑さによるダメージを最小にする工夫をした。 スタートはひろこさんと一緒だった。 しかし、120km地点あたりで、俺は疲れを感じて休養をとりたい状態、ひろこさんは走り続けたい、という状態だったので、一緒に行くのはお互いに良くないと思い、先に行ってもらった。 残念ながら、ひろこさんと一緒に走るには今の俺の走力が不足していた。 ひろこさんが先に行って元気で完走をすれば今回の目標の一つは達成。 あとは、もう一つの目標（俺の時間内完走）のために走る。 走り続けた。 走り続けて朝になって、そして昼を過ぎて飛越峡合掌ラインにさしかかるあたり（190km地点を過ぎたあたり）で前方にひろこさんが見えてきた。 転倒して膝を負傷したり脱水状態で体調を崩したりで、ペースダウンを余儀なくされているとのこと。 ひろこさんは、かなり弱気になっていたが、この時点で時間内完走への可能性は残っていたので、一所懸命に残り時間とペース計画を説明した。 でも、あくまでも計算上の可能性であって、このときにはまだ時間内完走への確信は、なかった。 森本Ｔ字路（252.1km地点）に辿り着いたときに、残り時間が３時間３０分、残り距離が13.4km、というところまで余裕をつくり出すことができて、「これで時間内完走はできる！」と思った瞬間、身体も心もくらくら状態になってしまった。 この後は、身体が傾いたり、ふらふら歩きになったり、ひろこさんにも周りにも心配をかけてしまったのだが、朝６時４０分、ひろこさんと一緒に大勢の仲間が待つルネス金沢のゴールに入った。（記録：４７時間４０分２７秒） 満開の見事な荘川桜を見ることができた。 本当に幸運だった。 ９回も訪れていて本当に満開の荘川桜を見たのは初めてである。 1994年のときにも満開だったが、この年にはライトアップしていない時間帯の真夜中に通過していて、しかも雨の中だった。 写真でしか見たことがなかった満開の荘川桜、しっかりと目に心に焼き付けて帰ってきた。 「また来年、会いに来ます」と言い残して。 今回のさくら道、勝手に決めた目標が三つ。 1 ) ひろこさんに会うこと 2 ) ９回連続時間内完走を果たすこと 3 ) ひろこさんの時間内完走を果たすこと そして、全部達成した。 実際の走りは、説明が簡単ではない事件続出で、単純なものではなかったが、 結果は、100％目標達成だった。 |