第１０回鶴岡１００キロマラソン

（大会は）１９９３年９月１２日

菊地光男様、そして 100km marathon association の仲間の皆様

祭りのあとの寂しさが今、胸の中に漂っていてちょっとブルーです。
菊地さんは今年も１００キロを完走！　おめでとうございます。　そして、意外というと失礼ですが阿部さんの快走にびっくりしています。　もし僕がちゃんと走れたとしても追いつかなかったと思います。　自己新記録、おめでとうございます。

僕の第１０回鶴岡１００キロマラソン大会は、残念ながら６０ｋｍになってしまいました。　今年は４月から周期的に腰の不調がやってきていました。　今回の１００キロマラソンのときにまたひどい状態になってしまって、身体を守ることの方が大切と６０キロでやめることにしました。　仕事のこと、日常生活のこと、そして次の大会のことを考えて無理をすべきか否かの判断をする。　この姿勢も走り続けるランナーの条件だと負け惜しみを言っています。

１００キロ完走はまた来年達成します。　２年越しの完走はきっと２倍以上の喜びを得られると思いますので、しっかり身体を治してしっかりトレーニングをして走ります。

今年は先週から走るべきか初めからスタッフか、と迷っていました。　でも不思議と行くのをやめようかとは思いませんでした。　金曜日は最悪の状態だったのですが、土、日と良くなってきてスタートラインについたときには１００キロを走れそうだと思っていました。　でも６週目の走りはひどすぎてつらすぎて、、

スタッフの皆さんはみんなあったかくて、こんな僕でもしっかりと仲間にしてくれました。　（ただ遊んでさわいでいただけのような気もしますが）スタッフとしてすごした半日、フィーバーした夜、そしてあちこち歩きまわった月曜日。　やっぱり鶴岡は僕のオアシスであり、走りの原点です。　また新しい走りへスタートします。　まだ走れないのですが、数日後にはきっと青梅の風になって走っています。

腰についてアドバイスをしてくれた恵里さん、僕がＢステに行きたいと言ったらこころよく許してくれた本部のみなさん、一緒にさわいでくれたＢステのみなさん、もとひろさん今年も元気をありがとうございます。　あきさん、あやさん、やすのさん、たこいさん、元気をありがとうございます。　僕は名前をおぼえるのが苦手で書きながら顔が浮かんでくる大勢のみなさんにすみませんと言いながら自己ケンオです。　なおみさんのことをあけみさんと呼んでしまったり、あ～あです。

月曜日に駅まで見送りに来てくれて痛い足をひきずりながら３時間もつきあってくれたともやくんと重明さん、本当にありがとうございました。　悦津子さんにつきあって見送った僕もエライと思うけどー。

僕はこれから短い距離の大会向けランナーに変身します。
故障も治らないうちに大口をたたいていますが来年の春まではシリアスランナーになるつもりです。　まず奥多摩渓谷駅伝の予選会に全力で取り組みます。　そしてシュリ・チンモイ１２／２４時間走、今年は１２時間走に出場します。　２４時間は今の身体の状態では、やめた方がいいと思い断念しました。　記録狙いは来年にします。　そして１１月は伴走者として二つのマラソンを走ります。　まずＮ.Ｙ.Ｃ.マラソンです。　ワクワクしています。　そしてつくばマラソン、たくさんの仲間に会えると思ってまたワクワクしています。　１２月は奥多摩渓谷駅伝です。　予選会で勝てればクラブのＡチームで走ります。　今年は青梅若草ＲＲＣもさらにメンバーが充実していてＡチームに入れる確率は低いのですが、、　１月は川崎の新体連新春マラソン（３０ｋｍ）、２月は別大マラソンで記録狙いのフルマラソンを走る予定です。　また青梅３０ｋｍロードレースもあります。

これから重要になってくるのは腰を治すことはもちろんですが、なによりもスピードをつけることです。　正確にはスピードを少しずつ思い出していくことになると思いますが、トラック練習をもう少し真面目にやらなくてはと思っています。　来年の春にはまたウルトラマラソンに向けてギアチェンジということになりますが、今はなにしろスピードをつけないと別大などは完走させてくれません。

話があちこち飛びまわってすみませんが再び１００キロマラソンに戻って、　Ｂステや道ばたでランナーを見ていて８周目、９周目とあんなにつらそうな顔をしていたのに、ラストです！　と言って走っていくランナーのあのうれしそうな顔！　このときは本当にうらやましくて、うれしさをおすそわけしてもらって、少しのさみしさとあったかい気分と、かなりややこしい心境でした。　その気分がそのままあの閉会式の乾杯のときの発言になりました。

菊地さん、ありがとうございました。　やっぱり鶴岡１００キロマラソンは元気なときも落ち込んだときもあったかく迎えてくれる日本一の大会でした。
来年はぜひとも元気な自分を連れて行きます。

記：１９９３年９月１５日（水）